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息の速さの考えかた

楽器を鳴らすためには息の速さは必要ですが、初心者の多くは速さを意識した時に間違った反応をしてしまいます。

今回は息の速さのイメージを共有したいと思います。


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息の使い方は水道がイメージできるとわかりやすいと思います。

蛇口をひねれば水が出てきます。


息の速さをあげようと考えたときによくある間違いは、更に蛇口をひねってしまうこと。

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こんなイメージでしょうか。

勢いよく水を出すことで確かに速さは上がりますが、量も増えてしまいます。

肺活量には限りがあるのでこんな吹き方したら一瞬で酸欠です・・・。

また、コントロールの効かない荒々しい音になってしまいますので演奏には不向きな音になります。


では、どうすればよいか?

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正しいイメージはこれ!

一度はやったことがあると思いますが、ホースの先端を潰すことで水は一気に遠くまで飛び出していきます。

蛇口を開かなくても息の速さはあがるんです。

つまり、ホース先端のコントロール次第ということです。


このホースを潰すときに起こっている現象をもう少し詳しく説明します。


1.ホースの先端はアパチュアと同じ


ホースの先端を潰すほどに水は勢いを増します。これはアパチュアの仕組みと同じで、アパチュアが小さいほどに息の速度はあがります。

息の速度が一定以上になると楽器の響きが良くなります。また、高音が出しやすくもなります。

逆に言えば、アパチュアを開くことで低音が出しやすくなります。


2.ホース内の圧力は腹筋と同じ


ホースで遊んだことがある方なら経験的にわかると思いますが、潰している指に水の圧力を感じたり、ホースが蛇口から外れてしまったりします。

こればホース内の圧力が高まるために起こる現象ですが、この圧力と同じ働きをするのが腹筋になります。

演奏中にお腹の支えを指摘されるのはよくあることですが、息の速さを一定以上に保つには腹筋の支えが必要になります。

専門的には流体力学といわれるものになりますが、興味のある方はぜひ調べてみてください。

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腹筋が割れるような腹筋が必要かと聞かれれば、そこまで必要とは思いません。

あくまでも息をコントロールするために腹圧がかけれられれば良いだけなので、腹筋の使い方を意識することのほうが大切です。

ただし、体が発達段階の生徒の場合は、息を支えるだけの腹筋が無いのも事実でしょうから、鍛えることも大切ですね。


3.肺活量は必要か?


肺活量と息の速さは関係ありません。

ですが、フレーズを吹き切るだけの息の量は必要になります。


むしろ大切なのはフルブレスがしっかりできるようになること。

走り込みをすると自然と呼吸量が増えるのでフルブレスの感覚はつかみやすきなります。肺活量が増えるのはおまけですね。

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風船にたくさん息を入れるほどに風船は勢いよく飛んでいきます。

フルブレスも同じで、たくさんブレスできたほうが息の速さが増しやすくなります。


演奏中ずっとフルブレスが必要ではありませんが、常に一定の条件で演奏したほうが息のコントロールは容易になりますので、学生の間はフルブレスを意識したほうが良い演奏につながりやすくなります。



ほかにもアンブシュアや姿勢なども影響する要素ですが、要は「基本が大切」ということです!

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