吹コン2024 課題曲4②
- regene2024
- 2024年5月25日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年6月9日
第2回目は冒頭5~8小節からスタート。

まずはトランペット。
アウフタクトの16分音符にスラーがついてます。
冒頭にはついてませんので吹き分けポイントですね。
5小節目1拍目にはアクセントがありますが、前回と同じで強拍というよりは音価が大切になります。付点8分音符をしっかりと伸ばします。
6小節目からは基本的なシンコペーション。
ここにもアクセントがつけられてますが、音価を保つための指示だと考えます。
ややテヌートを意識するような音価が必要です。
特に8小節目の2分音符、減衰しないようにしっかり音価を保ちましょう。
フレーズ終わりなので特に注意が必要な部分です。
最も難しいのが5小節のA♭の音程でしょうか。
トロンボーンの和音と重なってFm7になり、第3音に該当しますね。
トロンボーンはこの楽曲ではハーモニーを担当。
曲を印象付ける重要な動きが多いので最初から最後まで全音バランス調整していいと思います。
トランペットのところでも触れているように、他のパートと和音を作る部分があるのでより難易度高め。これは奏者としては遣り甲斐を感じるところですね!
とくに今回の課題曲では2ndの役割が非常に重要。
基本的に第3音を受け持つことが多いのと、一人だけ動いてハーモニーを変化させる役割も担ってます。音楽センスが問われるので1年生に任せるにしてもしっかりサポートが必要かと思われます。
ユーフォとホルンは6小節目のAが第3音。
5小節目はのトランペット・トロンボーンの和音がFm7でしたが、ここではF7に変化します。この僅かな違いをきれいに聴かせられるか。
ここは大きな評価ポイントでしょう。
動きの中の音なので、音程の取り方をしっかり身につけましょう。
アーティキュレーションの扱いは他のパートと同様です。
面白いのがチューバ。
5小節目から下行なので更に押し広げるかと思いきや7小節目から上行。
こういう動きは場面転換するときに使われたりします。
今回は8小節目のドミナント(B)に向かっていくので、9小節目からの木管に物語がつながっていくような表現が必要になります。
9小節目からはこれまでの4分音符から2分音符に動きが変化するので、
縦のリズムだったものがやや緩やかな横の動きになるような変化が必要になります。
おまけで9小節目のトロンボーンまで触れて終わります。
和音はCmですが展開形。第3音は1stで、根音を2ndが担当してます。
ここで難しいのは3rdのG。
担当は第5音ですが、9小節目は低音が根音Cに入っているのに第5音が独りぼっち状態!
低音は10小節目では音は変化しますので、必然的にこの2小節間で3rdの音量hは
変化します。
文字だらけなので伝わりにくいでしょうが、楽譜を載せるわけにもいかないので、
手元の楽譜をみながら良ければ書き込んでいってください。
自分のパート以外を理解するのも吹奏楽では重要なことです。
良い演奏につながるように全体を知っていきましょう!


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